2015里山日誌


12月27日(日) 曇り 11℃

参加者:青木、綾部、北村、山東、島田、福井、福与、中村

ゲスト 黒田さん

 今年最後の里山ですが、9割ほどやっと落葉しました。対岸ではタイワンリスがけたたましく鳴いていました。

綾部さんによる、とかけた巣箱のかなりにタイワンリスのかじり跡があって心配しています。 また、昨年フクロウの入った巣箱にも福井さんが発泡スチロールをつけ巣箱に入るツメ跡が分かるようにしました。 落ち葉の堆肥枠の中を掘り返すと、丸々太ったカムトムシの幼虫が見つかり、朽ちた倒木にも幼虫がいました。

 早めに作業を切り上げ青木さんがいれてくれたコーヒーをおいしくいただきました。 

作業は、周辺の下草や倒木の処理をしました。

 沢の対岸の畑の黒田さんか里山に来てシイタケの植え付けについてのレクチャーをいただきました。

また、黒田さんの要請で畑が日陰になる問題でハンズのGM板倉さんと宮島さんに来ていただき、

 

樹木の間引き伐採や森の管理について意見交換しました。とても有意義でした。


11月22日(日) 曇り 18度

参加者:青木、綾部、北村、山東(恒)、山東(美)、島田、中村(文)、中村(雅)、福井、福与

 昨日までの温かさから一転、日差しが無く北寄りの風が冷たく感じられる日でした。昆虫の活動は見られず、野鳥もカラスの鳴き声とコゲラが観察できただけでした。

 福井さんがフクロウ用の巣箱の位置調整、青木さんが定点観測カメラの電池交換と再設置、ほかのメンバーは樹木の下枝の整理や斜面の笹・下草の刈り取りなどを行いました。 作業の後、海老根の株の様子や、ハクビシンと思われる動物の糞溜りを観察し、青木さんが沸かしてくれたコーヒーと持ち寄りのお菓子や浅漬けでひと時を過ごしました。(綾部)

 


10月25日(日) 晴れ

参加者 青木、綾部、北村、島田、中村(ぶ)、中村(雅)、福井


 昨夜から北寄りの強風が吹きましたが、朝には収まり爽やかな秋晴れになりました。 どんぐりの類はほぼ落ち尽しましたが紅葉はまだ始まったばかりでした。 カラスの活動と鳴き声が目立ったほかには昆虫も鳥類も目立った動きは見かけられませんでした。

 樹木の下枝処理、定点観測カメラの点検と再設置、福井さんが作成したフクロウ用の巣箱の設置、昨年秋に設置した9個の小鳥用巣箱の取り外し・点検・清掃と修理・再設置を行いました。

 小鳥用の巣箱のうち2個はタイワンリスが営巣したあとがあり、ほかに3個は種類は不明ですが小鳥が営巣した跡がありました。


10月11日(日) 雨のため活動はおやすみでした


9月13日(日) 曇り 27℃

参加者: 北村、山東、福与、福井、藤村、中村


 夏の名残りはミンミンゼミやアブラゼミが盛んに鳴いていたり、モンキアゲハやクロアゲハ、サトキマダラヒカゲの舞う姿です。

しかし、樹液は枯れてしまいスズメバチやカナブンの姿はありませんでした。

一方、見事な陶芸家がつくったようなトックリバチの巣が工具入れの屋根のところについていました。 トビナナフシの幼虫も見つかりました。

 今日は湿気はありましたが、日差しがない分いい状態で活動できました。

 フクロウの新たな巣箱の取り付け場所などの計画の下準備、朽木を積み上げて大きくなりかけた幼虫を入れてのカブトムシの「牧場」づくり、つる草やササなどの下草刈り、チェーンソーなどの工具手入れなど行いました。

以前はあまりなかったのに何種類かの道端の雑草が目立ってきたのが気になります。




8月23日(日) 晴れ 29℃

参加者: 青木、伊藤、山東、中村(雅)、福与、藤村、

 猛暑は過ぎましたが湿度が高く汗ばむ気候でした。

 広場付近はこれまであまり見かけなかった丈の低い草が生え茂り、眺めが変わった印象でした。

ミンミンゼミ、クマゼミが鳴き、コジュケイの声が響きました。

エノキ(榎)にアカボシゴマダラの幼虫(写真左)、コナラの樹液場に ルリタテハ(写真右)、サトキマダラヒカゲ、アカボシゴマダラ(写真中)、オオスズメバチ、チャイロスズメバチ、クヌギ(櫟)にクロカナブンが来たほか、モンキアゲハ、 コミスジチョウ、オニヤンマ、シオカラトンボが飛来しました。

 キブシ、クヌギ(櫟)、ムラサキシキブなどが青い実をつけていました。

 今日は定点観測カメラの点検(新しい動物の映像はなかった)のほか、用具格納ロッカーの手直し、刈り払い機の手入れ、広場南側の下草刈り、カブトムシの産卵場造り、などの作業を行いました。



8月9日(日)晴れ 28℃

参加者  青木、山東、島田、福与、藤村、中村

久しぶりに普通の夏の暑さで作業もしやすかったです。

樹液場には、カブトムシ、コクワガタ、ヨツボシケシキスイなどに混じって希少種のチャイロスズメバチもやってきていました。

また、クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハもベンチ付近に舞っていました。アカボシゴマダラの産卵も確認できました。でもこのチョウは在来種ではなく"要注意外来生物"なのです。

アシナガバチとカマキリの幼虫の闘いはアシナガバチの勝利に終わりました。

作業は枝落とし、下草刈り、ベンチの椅子架け替え、定点カメラのチェック、今回もアライグマが映っていました。

またロッカー後の収納についても相談しました。



7月12日(日)晴れ 29℃

参加者 青木、綾部、山東、島田、福井、福与、藤村、中村

 久しぶりに晴れが戻りましたが、意外に里山は爽やかでした。

モンキアゲハの吸水の場面やタマムシの飛行も見られました。また、1.4mほどのアオダイショウ、くびれた腰のジガバチが見られました。

 今日は観察できませんでしたが、6,7日には樹液に幻のチャイロスズメバチがきていまいた。近くに巣があるようです。

この種は他のスズメバチの巣に侵入してオーナーの女王バチを殺して乗っ取る種類です。 

 今回、監視カメラにはスイッチの押し間違えなどもあり残念ながら新しい映像はありません。

 青木さんが自撮り棒につけて使える小型カメラを披露しました。

作業は南側ネットよりの斜面と立ち枯れの枝を切り落とすことを中心に行いました。

 後半は青木さんのあたたかいコーヒー、福井さんのお土産をみんなでいただきました。 



6月28日(日)晴れ 28℃

参加者 青木、綾部、伊藤、斎藤、山東、島田、中村、中村ぶ、福井、福与、藤村

 雲はあるものの梅雨の合間の晴れた日で、暑さもヤブ蚊の攻撃も未だ厳しくなく快適でした。

 ガビチョウの鳴き声が絶え間なく響き、ウグイスの声も聞こえました。モンキアゲハが多数飛来したほか、タテハチョウ、シジミチョウの仲間、ナナフシも見られました。

 定点観測のカメラにはネコのほかアライグマと思われる動物が捉えられていました。今年は沢にカワニナが少なかったことについて、アライグマかハクビシンが捕食したためではないかなどの意見が交わされました。

 本日は南斜面の下草刈りを行いました。



6月14日(日)曇り 24℃

参加者 綾部、井ノ上、北村、山東、福井、中村

 開始時刻の30分前にやっと雨が上がり、足許が濡れ蚊もいつもより出没しました。 (早朝2名ほどから活動の有無の問い合わせがありましたが、小雨状態の旨連絡) 

  数日前巣箱の一つが落下しましたが、中にはきちんと詰め物や巣がつくられていました。また、今日はシジュウカラやエナガも梢に群れて福井さんがキビタキも観察しました。

  薄紫のムラサキシキブやミズキの白い花、ホタルブクロなども初夏を彩っていました。里山の「一番カブトムシ」や成長したナナフシモドキも見られました。作業は、足元が濡れるので刈払機で刈った後のところなどに留めました。

 後半のティータイムでは北村さんが持ってきたジャコウネコならぬ「リスコーヒー」をおいしくいただきました。



5月31日(日) 晴れ 24℃

参加者 計24名

当日は天気も良く予定通りに散策スタート。森の間の谷戸では、これからのシーズンが楽しみなホタルを発見、他にもサワガニ、シジミチョウ等を見つけてから"たちばなの丘公園"で一休みです。ここでアオダイショウの抜け殻を見つけて記念写真を撮影。 ゴルフ練習場の脇から再び森の小道へ入ります。先日用意したロープを伝い、探検家気分で里山にGo!  一人の脱落者も無く無事に到着。 参加者の皆様、スタッフの方々お疲れさまでした。



5月24日(日) 曇り 24℃

参加者(里山)  青木、山東つ、中崎、福与、藤村

(イベント下見) 北村、山東み、島田、福井、中村

 雨を心配しましたが、暑くなくて活動、作業共にしやすかったです。里山では、中央のベンチ付近、登り道と沢からの登りの道を整備してイベントに備えました。また、沢からの道にロープ準備しました。今日もフクロウが樹林を飛んでいました。

 一方、下見は当日のルートに沿って計時しながら話をするポイント場所を確認しました。多少、上り下りありますがゆっくり歩いて2時間半ほどかかりました。当日はどんな虫が見つかるのか楽しみです。



5月10日(日) 晴れ 24℃

参加者 青木、井ノ上(新人)、山東、中村(ぶ)、藤村、福井、福与、中村


 コジュケイの甲高い鳴き声、ガビチョウの透き通った囀りに混じって、シジュウカラの慌ただしい鳴き声が聞こえてきます。

朝方、降った雨は足元をぬらしました。キンランやエビネもそろそろ咲き収めです。

活動のさなか左手奥で二人がフクロウを目撃しました。

登りの道や下草、混んだ枝などを整備しました。また、監視カメラを改めて設置しました。

さっぱりした気候で作業しやすかったです。



4月12日(日) 晴れ 15℃

参加者 青木、綾部、伊藤、小野寺(子・2人)、加藤、山東、島田、中村み、福井、福与、藤村、山谷、中村

 

 このところ雨続きでしたが、今日は暑くなく寒くなくすばらしい里山日和でした。

 ヤマザクラの花吹雪、木々の緑の多様な彩が迎えてくれました。オオタカが梢を縫うように飛んでいきました(9時ごろ)が、とても大きくて圧倒されました。また、フクロウが 木々を縫って飛んでいたのが目撃され(10時ごろ)るなど里山の主人公といった感じでした。

ウラシマソウの大きな株が見つかったり、ハナイカダ、ホウチャクソウなどどんどん芽生えているのが観察できました。また、コクワガタやナナフシも見つけました。

 定点監視カメラが青木さんによって取り付けられました。今後の楽しみも増えました。

 登って左エリアを中心に活動し、登り道の補修や巣箱の点検などしました後、お菓子やお茶で一息入れました。

写真は"紫の花"、サンショウの花、ウラシマソウ、鳥の巣箱の中身/ふかふかです、"黄色い花"、越冬コクワガタ

花の名前判ったら教えてください



3月22日(日) 晴れ 18℃

参加者; 青木、跡部、綾部、海老塚、北村、山東、島田、中村、福与、藤村

 久しぶりに晴れて暖かな春本番の日曜日となり、多数のメンバーが参加しました。

 キブシ、ウグイスカグラ、ヒイラギナンテン、春蘭が咲いていました。

 コジュケイ、ウグイス、ガビチョウの声が響き、カラス、キジバト、シジュウカラ、他に灰色の小型の鷹を見かけました。中村さんの報告によれば最近アカゲラが来ていたとのこと。

 昆虫ではルリシジミが飛来していました。

 本日は山頂広場の西側の斜面の笹刈り取り、歩道の整備などの作業を行いました 



3月15日(日) 曇り 13℃ 参加者 青木、綾部、福与、藤村、中村

天候不順でずっと中止が続いていたので臨時に行いました。

薄黄色のキブシやピンク色のウグイスカグラが蕾を膨らませ、ヒキガエルの産卵(2/27)を確認しています。

野鳥の巣づくりが始まっているので、できるだけ近くを通らないようにルートの調整をしました。また、巣立ちまではチェーンソー、刈払機の使用を控えることにしました。

写真はアカゲラかコゲラかアオゲラのつついた後。

 


3月8日(日) 雨のため活動はおやすみでした


3月2日(月)晴れ 9℃ 参加者 斉藤、中村

普段仕事でなかなか参加できないということで斉藤さんと里山で新しいルートをつくる活動をしました。今の登り道より左側にルートをつくりました。


2月22日(日) 雨のため活動はおやすみでした


2月8日(日) 雨のため活動はおやすみでした



1月25日(日) 晴れ 8℃ 参加者 4人

 今日は、登り道に直径8cm位の枝を敷いて歩きやすいようにしました。また、二ホンミツバチの巣箱付近からの迂回する登り道も作ってみました。正面とロッカーの奥の下草刈りもやりました。ミカンの差し入れがありおいしくいただきました。お菓子の差し入れもありましたので次回に頂くことにしましょう。本日は午後の地域交流会参加のため早めに10時半に終了しました。

 

地域活動交流会

 12時から藤塚小で開催された地域活動交流会に一部メンバーが参加しました。会の代表としてイベント、野草、虫、猛禽などを紹介したところ、早速、藤塚小のキッズ(学童)からホタル観察会などについて問い合わせがありました。



1月11日(日) 晴れ 13℃ 

参加者 12人

真冬ではありますが少しも寒さを感じないほどでした。

 今日の作業は、外周路のルートのササなどの下草刈り、立枯れ木の伐採、以前に伐採した木の 整理、沢へのルートづくり、中央およびロッカー周辺の下 草刈りなど多彩に行いました。

 コゲラが高い枝や幹に餌探しをしていました。また、朽ちた木をほぐすとゴミムシ、シロアリ、ミミズ、クモなどが越冬しているのが見つかりました。

 終了と同時に、用意したすいとん、おにぎり、熱いお茶などで一息つきながら、今年も楽しくやろうとの気持ちになりました。用意してくれた青木、山東み、中村み のみなさんありがとうございました。