2014里山日誌


12月28日 晴れ 9℃ 参加者9人

今年最後の里山でした。

じっとしていると足元から寒気が這い上がる冬の日でしたが、風もなく葉の落ち切った木々を通して射す陽の光が柔らかでした。

下草刈り、枯れ枝や板で枠を作り足元一面に散り敷いた落ち葉を集めてのコンポスト作り(子供二人が落ち葉集めを手伝ってくれました)、工具置き場の補強、両手鋏や鉈・鏨の研ぎ、などの作業をしました。

秋に再設置した巣箱9個のうち4個は台湾リスにより巣穴が食い広げられていました。

休憩時間には携帯コンロで湯を沸かし、差し入れの漬物やお菓子でくつろぎました。 


11月23日(日) 晴れ 19℃ 参加者10名

第4日曜日は爽やかな好天に恵まれました。風もなく葉の落ちた木々を通して射す陽の光が暖かでした。

先週のイベントに引き続きなので短めの作業でしたが、参加者も多くヤブ蚊に悩まされることもなくなり、下草刈りなどがはかどりました。コジュケイの声が響いていました。

先週に取り付けた巣箱のうち、No.4の巣穴が台湾リスに食い拡げられていました。

他の巣箱には動きがありませんでした。


10月26日(日) 晴れ 22℃ 参加者3名

ヤクシソウの大きな株に黄色い花が見事に咲いていました。

アオゲラのケッケッケッという大きな声で鳴きながら横切ったり、 また、コジュケイの幼鳥が目の前を歩いたりしていました。倒木にはコガタスズメバチの新女王バチが 越冬場所を求めて

うろうろしていましたが、しばらく見ていると別の場所に移動するため飛び去りました。

作業は下草がり、テーブルとベンチづくり、イベントの素材集めなどしました。 


10月12日(日) 薄曇り 24℃ 参加者8名

台風18号を境に急速に秋がやってきました。コナラやクヌギのドングリもたくさん落ちています。頂上付近でヤクシソウが咲き始めました。また、クマノミズキにハラビロカマキリの卵のうが産みつけられていました。あれだけ頻繁に出入りしていたコンテナのキイロスズメバチのコロニーも終焉を迎えていました。

また、オオスズメバチの巣は、樹液場をめぐる戦いに敗れ巣は放棄されました。

今日は、下草刈り、伐採木のカット、クラフト材集めなどを行いました。

イベントまでの里山活動ではクラフト材集めも計画的にやっていく必要があります。


9月28日 秋晴れ 22°C 参加者5名

残暑も終わり北の微風が吹き爽やかな好条件でした。 モンキアゲハ モンキチョウが見られました。 里山入り口の栗の実もほぼ落ち尽くし山には櫟やコナラの実が目立つようになりました。ロッカーに向かう尾根道の北側の地中にあったスズメバチの巣は中村さんが撤去したので通行できるようになりましたが、里山入り口近くの赤いコンテナ付近などでは未だにスズメバチが活動を続けています。

今日は枯れ枝などの切り取り、下草刈り、巣箱の取り外しと内部点検を行いました。8個設置した巣箱のうち4個は野鳥営巣の跡があり(うち1個に残っていた羽はヤマガラのものと推定される)、1個にはリスの巣が残っていました。

巣箱は清掃・補修したあと冬になる前に再度樹木に設置します。


9月14日 晴れ 27℃ 参加者9名

久しぶりに爽やかな天気になりました。里山と周辺にオオスズメバチとキイロスズメバチの巣があるため、十分に注意を促し作業に入りました。

特にロッカーに通じる道のわきにあるオオスズメバチの巣を遠目で観察し、危険のない畑寄りの斜面を中心に下草刈りをしました。

シマカも多いので十分に蚊よけ対策を行いました。

数種類のキノコが目につき、ケッケッと大きな声でアオゲラが鳴いていました。

栗の実もイガの中に詰まっていて秋を実感しました。

また、アオスジアゲハがシロダモの若葉に産卵したり、キイロスズメバチがモンキアゲハをしつこく追いかけたりする場面も見られました。


8月24日(日)曇り28℃ 参加者7名

アブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシが鳴き、モンキアゲハ、ヒカゲチョウ、シジミチョウが見られました。里山入り口の赤塗りのコンテナの近くではスズメバチが盛んに活動しており、接近すると危険な状態です。

頂上の広場にはこれまで見かけなかったのイネ科の植物(メヒシバ?)が多く見られるようになりました。種子が来訪者の服や靴について持ち込まれたと思われますが、広場の自然状態が日当たり良く乾燥気味になったことでイネ科植物の生育に適するようになったことも考えられます。種子が飛散しないうちに抜き取った方が良さそうです。

作業は刈払器2台と手作業での草刈り、落ちかけていた枯れ枝の処理、通路の手直し。


7月13日(日)曇り27℃ 参加者8名

8日にニイニイゼミの発鳴きが有り、本格的な夏に入りました。ヤマユリの蕾(つぼ)みも大きく膨らみました。頂上付近のクヌギでカブトムシが樹液を吸っていました。

作業は刈り払器での広範囲の草刈りと、道やその周辺の草刈りで少しさっぱりしました。登り通路には階段も付けました。

フクロウの綺麗な羽がロッカーに行く道に落ちているなど、フクロウが夜な夜な飛び交っているようです。


7月23日(日)晴れ32℃ 参加者2名(他の会合と重なった為)

里山のベンチ付近にカラスに食べられたのかカブトムシの残骸数個有り。北側でアオゲラ、南側でコジュケイの鳴き声がしました。

作業は東側に倒れていたミズキの裁断と通路の笹刈りを行いました。 


6月29日(日)曇りのち晴れ 27℃ 参加者6名

6月は雨続きで作業が出来ませんでしたが、その間いろいろ情報が寄せられていました。

15日シマヘビ目撃。鷹の調理後を発見。

22日コジュケイの番(つがい)と幼鳥4羽を連れた番(つがい)発見。

21日フクロウの鳴き声を聞いた。マムシを見た。

27日コンテナの中に2つのキイロスズメバチの巣を確認した。

アゲハチョウ、ヒカゲチョウが舞、コジュケイやウグイスの声が間近に聞こえました。作業は斜面の草や笹の刈り取りを行いました。気温が上がり雨が多かったため植物が急速に成長している印象でした。先月までは気にならなかった蚊が発生していました。


5月11日(日)晴れ24℃ 参加者8名

今日はとても爽やかで気持ちの良い1日でした。キンラン、ギンラン、エビネの花が木漏れ日の中で咲き誇っているようでした。大きな株や新しい株が見つかり思わず笑みがこぼれました。

2つの巣箱にシジュウカラが入りました。さらに頂上付近でフクロウの羽を拾ったことから、保土ヶ谷里山周辺を飛んでいることもわかりました。

後半はハンズの畑方向の斜面のアズマネザサ、アオキなどの下草を刈りました。

玉虫のような美しいアカガネサルハムシを青木さんがスマホに納めました。朽ち木の下の大きなカブトムシの幼虫もそろそろ蛹(さなぎ)になりそうです。


4月27日快晴24℃参加者9名+レンジャーズ

新緑の里山は1年で最も美しい時期を迎えました。ガビチョウ、コジュケイの声が響き、モンキアゲハが舞い、朽ち木の下ではカブトムシの幼虫がサナギの一歩手前まで育っていました。小鳥用の巣箱の入り口をタイワンリスに囓られて広がってしまったので28mmの穴を開けた板で覆い修復しました。

レンジャーズの皆さんにはアズマネザサの刈り取りをお願いしました。

中村さんは広場下のデッキの円柱にハイイロチュウヒと見られ猛禽が止まっていたこと、またハンズゴルフの人からフクロウの鳴き声を聞いたと言われたそうです。また2メートル近いアオダイショウも見られたそうです。


4月13日晴れ20℃参加者14名

春の香りの中とてもさわやかでした。山桜などはすでに葉桜でしたが、ウワミズザクラの白い花は満開でした。ヤマユリは2本しっかり芽を出していましたがエビネはまだ花穂が出たばかりです。上空をノスリが旋回していました。

いたずらなどの関係もあって下のコンテナの所にあるロッカーを移設しました。今日は力仕事でした。

エビネ

3月23日 晴れ18℃参加者10名

1週間前に会の工具や道具類が小学生たちに持ち出されて近くの原に放置され、その付近にはたき火の蹟が箇所もあったという事件がありました。そのことで工具類の保管方法について話し合いました。

町中に現れた鷹はサシバの可能性が高いことを確認しました。

作業は広場西側の周回路に沿ってササ刈り、根切り、フクロウの巣のための丸太をくりぬきました。

晴れて風もなく作業をしていると汗ばむほどの暖かな日で、こじゅけいが鳴き、モンキチョウが飛び、ウグイスカグラの花がほころびキブシの黄色の房が目立ちました。


3月22日 植物調査 晴れ

ロゼットも膨らみ立ち上がりはじめ、ヒメオドリコソウのピンク、オオイヌノフグリのブルーハナダイコンの紫の花が見られるようになりました。今まで確認できなかった春の七草のナズナの白い花が仏向の谷戸へ向かう花壇の手前で数種認められました。市沢の谷戸の奥庭ではヤマトリカブトの芽吹き、向かいの沢ではオカタツナミソウの芽吹きが始まっていました。ハンノキを市沢の谷戸周辺で10本確認出来ました。


3月9日晴れ 10℃ 参加者11名+レンジャーズ

今日も寒さは続いていましたが、それでもフキノトウが芽を出し、ウグイスカズラが芽を大きく膨らませていました。

作業は残った巣箱のくりぬき、前回設置した巣箱を別の場所に移動。ミツバチの祠の内部の整備などを行いました。

その後里山にはびこったアズマネザサを刈り取りました。

腹白いオオタカが仏向の丘を杉林に向かって横切って一区のが見られました。  


2月23日 曇り9℃ 参加者25名

まだ日陰にはたくさんの雪が残っていましたが、延び延びになっていたフクロウの巣箱作りにやっとこぎつけました。

左奥にある大きすぎるクヌギのうろが巣に利用できるように調整しミツバチの祠の粘土による隙間の充填も子供たちを含め行いました。

子供たちと雪の残る里山の道を探検しました。雪が深いところもあって長靴の中に雪が入ってしまいました。


フクロウとニホンミツバチのお話と巣箱作り

カーリットの森にはフクロウが住んでいますが近年姿を見ることが出来なくなっていました。ところが昨年の秋、フクロウが木のうろに巣を作っているのが確認されました。卵が3個あったそうですが、巣には木切れが投げ込まれており今は姿が見えません。彼らが安全に子育て出来るようねぐらを作りましょう。

 

日時 : 平成26年 2月9日(日)9:30から12:00

場所 : 保土ヶ谷里山辺り。

集合 : 相鉄バス「新桜が丘団地」バス停

     9時15分

参加費: 300円

9時半~10時15分 フクロウとニホンミツバチの生態についてお話を伺います。その後巣箱作り。11時40分頃まで。温かいお汁粉を用意します。いろいろお話ししましょう。 


2月22日 植物調査 晴れ

数日前に降った大雪のため至る所が残雪に覆われ、各谷戸に入る道も閉ざされていました。ロゼットたちも雪のダメージを受けていましたが、雪の間からヨモギやムラサキケマンの芽吹きが植物の力強さを感じました。ハンズの森入り口付近ではオオイヌノフグリの花が咲き始め、ハナダイコンに小さな蕾が認められました。


2月2日 曇り一時小雨 11℃

コンテナのところで2本の丸太のくりぬきはほぼ終わり、板材の巣箱の採寸、カットも出来ました。参加者が多かったので重い丸太も運び上げることが出来ました。

里山の広場のテーブルのリニューアルも設計図を元に6本の柱立てまで終えました。

登り道の修復、周辺整備も終わりましたテーブルの残りは今週中に終わります。

この両日ノスリが上空を旋回したり里山の奥の木に止まっていたりしていました。


2月1日 植物調査 晴れ 5℃~15℃

ロゼットの仲間もいくらか膨らんだような気がします。ヒメオドリコソウ、タネツケバナは蕾が色付き始めました。樹木園の跡地にはシナマンサクの赤と黄色の花が咲き始めています。追分の谷戸で太った芋虫のような花が咲いている4本のハンノキを確認しました。カーリット尾根道の柵の内側でタンキリマメの赤い胞果が開いて2つの黒い種がいくつも見つかりました。


1月12日 晴れ12℃ 参加者13人

正面のネット寄りの斜面を中心に下草刈りをしました。登り口周辺の枯れ枝も整理しました。フクロウの生息が明らかになったので巣箱作り。のみとハンマーで丸太のくりぬきをやりました。2月9日の準備です。