12月9日 晴 11℃

参加者:綾部、井ノ上、小野寺こ、北村、山東、島田、羽鳥、堀北、福与、吉弘、若林、中村
ゲスト:山本(天王森泉公園運営委員)
 
 さすがに冬らしい冷たい風が吹いていましたが体を動かすとちょうどよいくらいに感じました。舞い始めた落ち葉とカサコソと踏み鳴らす枯れ葉の音が心地良く感じられました。
 里山に登り切ると冬にだけ現れる小さな蛾(フユシャクガ)が地味に舞っていました。今日はカラスがほとんど見られませんでした。
 また来年のカブトムシの幼虫が育つ腐葉土づくりができるように小道などを中心に落ち葉かきをしました。台風で落下した枝の整備は今も続いています。途中で折れた枝は引っかかって危険なので、次回木を切るなどしていくことに決めました。こわれかかっている椅子の補修も行いましたがさらに順次進めていきます。 シイタケが暖かさの影響で「お化けシイタケ」になっていました。
 ゲストの山本さんから里山づくりについて話があり、小道以外のアズマネザサは地表から10cm位残す方が良いことや野草の管理の仕方などの話がありました。北村さんからは、公園のようにきれいに刈りとるより里山の植物を再生できるように心がけるなど話がありました。

11月25日 快晴 13℃

参加者:綾部 伊藤 井ノ上 山東 鈴木 中村 中村(文)福与 堀北(新参加者)
 早朝の気温は6℃程でしたがその後12~3℃に上昇、風もなく雲一つない好天に恵まれました。カラスの声が聞こえました。風で落ちた枝の片付け、笹の刈り取り、歩道の縁取りの手直し、などの作業を行いました。
 本日は、先週末のイベントに引き続いてでしたので作業は早めに切り上げました。
 

11月11日 晴 20℃

参加者  青木、綾部、井ノ上、小野寺ここ葉、柊馬、北村、鈴木、島田、羽鳥、福井、福与、吉弘、中村

 11月になりさすがに「カーリットの森」もすっかり秋の気配が色濃くなってきました。ただこのところの暖かさでシマカがまだ飛んでいました。カナヘビも越冬していませんでした。また、ムラサキシキブの葉裏にアカスジキンカメムシの数十匹の集団が見つかりました。
 森の中では何種類ものキノコが生えていて中にはナラタケらしきものもありました。里山のシイタケも多数顔を出していました。
 台風の影響で何本もの高木の上部の太い枝が折れていて危険もあるため、ロープ固定後チェンソーでカットしました。さらに輪切りにするなど切って整備しました。
 クラフトを1週間後に控えて、集めたり持ち寄ったりした材料や使用する工具なども点検しました。 

10月28日 曇 20℃

参加者 青木、伊藤、小野寺こ、北村、島田、羽鳥、福井、中村
ゲスト 池谷里華(ちくちくシアター)、吉川みどり(ほどがやわらべうたの会、ちくちくシアター)

 穏やかな小春日和で気持ちよく活動できました。暖かかったかったのでシマカもまだ活動していました。越冬前のカナヘビも見つかりました。ヤマザクラの狂い咲きがあり花弁も見つかりました。
 里山のヤマザクラなど台風の被害があり、多くの木で途中から太い枝が折れていました。
登りの斜面のコナラは空洞もあるので伐採し後処理も行いました。その他にも落下した枝が多数あって処理に時間がかかりそうです。フクロウの巣箱付近などの中途半端に折れた枝の処理もしました。
 また、フクロウの巣箱の点検やカメラの点検も行いました。
 クラフトのための木の実や枝、丸太の輪切りなども行いました。
 北村さんがアワーズの交流会で知り合った2名の方が里山の様子を見学に見えました。 

10月14日 曇 19℃

参加者 青木、綾部、小野寺こ、小野寺し、北村、鈴木、山東、中村

 直前まで雨模様のコンディションでしたが、里山の中はそれほどぬかっていませんでした。
コオロギやササキリのような鳴く虫が目立ちました。
木を取り上げると12.3㎝くらいの大きなトビズムカデがいました。また、キノコがあちこちに生えていました。
 作業は、台風で落下した木の枝の整理やクラフトのための材料探しをしました。また事前に切っていた直径10㎝程の材を20本くらい運び上げ、丸太を輪切りしました。里山周辺にも回って、クヌギやコナラなどのドングリやカラスウリの実、ムラサキシキブの実なども集めました。ツルも何本か収集しました。気温が低めで作業しやすかったです。

4月14日 (日) 晴れ 19℃ 参加者 11名

強い南風が吹いていましたがまずまずのコンディション。ほとんどの草木は新しい芽を出していました。特に広く切り開いたところはホウチャクソウ、ナルコユリ、アマドコロ、ウラシマソウが見られるようになりました。キンラン、ギンランも大きく育ちウワミズザクラは今が満開。ナナフシも孵化していました。

 

今日の作業は南側斜面の下草刈りと立ち枯れ木の伐採を行いました。

5月12日 (日) 晴れ 25℃ 参加者 5名

里山はさわやかです。今日の暑さにシロアリの結婚飛行が行われていました。あちこちから霞のように飛び上がります。それを蜘蛛やアリが捕らえていました。エビネの株が新たに数カ所で見つかり群落では13本の花茎があり花の色も微妙に違い感動ものです。

 

下草刈りは畑に面する斜面を中心に行いました。

5月26日 (日) 晴れ 25℃  参加者 9名

ハンズにニホンミツバチが2群やって来ました。又、里山に賑わいが戻ってきました。さすがにつゆ間近の暑さになりましたが、里山の中はそれほどではありません。ただ無理のないようにのんびり進めました。

今日は畑側の斜面を刈り進めていきました。綾部さんが鳥の巣箱をいくつか取り付けておいてくれました。

 

 

 

6月9日 (日) 晴れ 26℃ 4名参加

里山の登り口付近にホタルブクロが咲きました。登り道の途中や登って左側にはオカトラノオがたくさん花芽を出しています。ムラサキシキブ薄紫の小さな花も見ものです。カラカラ天気で樹液も少なくやっと1本ににじみ出ていますが、大スズメバチが陣取っています。

ガビチョウが派手な声で鳴いていました。切っても切っても生えてくるアズマネザサ切るのも大変ですが、やるしかありません。里山の上は涼しいので皆さん来て欲しいなと思います。

6月23日 (日) 晴れ 27℃ 参加者9名

梅雨の晴れ間でしたが思ったほど蒸し暑さはなく、懸念していたヤブ蚊の攻撃もほとんど苦にならない程度でした。オカトラノオがたくさん咲いていました。日本ミツバチも元気にえさ集めしています。

作業は畑、果樹園寄りの斜面の笹切りと中央広場付近を刈払器で整備しました。また、不安定なベンチを直しました。

終わりかけた頃、1.5m程のアオダイショウが顔を出しました。カラスや小鳥の巣も見つかりました。アカガネサルハムシという小さいながら宝石のような虫も見つかりました。

7月14日 (日) 晴れ 33℃ 参加者 5名

今日は中央広場周辺(向かって左奥)の笹刈りと正面の斜面を刈払器で処理しました。

わずかに出ている樹液にノコギリクワガタの雌、アオカナブンのペアがいました。ノコギリクワガタはここ2~3年いなくなっていたので朗報です。また花無操りという甲虫やコクワガタ、5mm位の木の種を含む糞が見つかりました。5年ほど前に北村さんのお宅で発見したハクビシンの糞に酷似していました。

7月27日 (土) モニタリング

ハンズの森 :タラノキ(花が咲き始める) サンショウ、ムラサキシキブ、アケビ(実が大きくなっている)、ミズキ、ウワミズザクラ、エゴノキ、ヤマウコギ(実が熟し始めている)、エビラフジ(濃い紫の花)が意外なところに。

 

仏向の森 :ウツギ、ココメウツギ(実が大きくなっている)、ヤマノイモ(花が咲き始める)

 

市沢の谷戸 :ケマツヨイグサ(黄色の花が満開)、ギシギシの花、ヌスビトハギ(小さいうすピンクの花)、フジカンゾウ(ピンクの花)、水玉層(白い細かな花)が咲き始めました。

 

カーリット南面 :ガンクビソウ(黄色い花)、ヨウシュウヤマゴボウ(花から実へ)

 

暑さ厳しいこの時期は植物にとっても大変につらいときですが工夫しながら花や実をつけています。

 

7月28日 (日) 曇りのち晴れ 気温28℃ 参加者6名

南側の斜面の雑草・笹の刈払いをしました。時々薄い雲がかかっていて強い日差しが和らげられ木陰では微風があるとひんやりとして気持ちのいい日でした。

樹液を吸いに来たクロカナブン、アオコガネムシ、トラカミキリ、キイロスズメバチ、イチモンジセセリとカナヘビを見ました。

8月11日 (日) 晴れ 33℃ 参加者6名

大変な猛暑でしたが、里山広場周辺の日陰では「下界」と温度差があります。シマカもあまりの暑さで少なかったようです。雨が降っていないので乾燥も進み樹液もほとんど枯れた状態でしたが、根元でカブトムシが見つかりました。アオゲラがキョッキョッと大きな鳴き声を響かせていました。

気温がここ数日では高めでミンミンゼミやアブラゼミが結構泣いていました。また少なくなっていたノコギリクワガタも見ることが出来ました。台風の置き土産で太い枝が数本折れていました。

折れた枝の片付けとアズマネザサを刈ったりしました。

8月24日 (土) 

カーリットの森周辺 :ハンズの森入り口付近にはオトコエシ、クサギ、ヤブミョウガ、中央付近にはヤブラン。先月には騒々しく鳴いていた台湾リスも今回は静かなものでした。市沢の谷戸ではキツネノカミソリがお墓側で確認できませんでした。中ノ沢では1株見つけましたが、どなたか確認した方はご連絡お願いします。ツルボ、ヤマホトトギス、ノダケの蕾、ツルガネニンジン、シラヤマギク、フジカンゾウ、ヌスビトハギ、ミズヒキ、キンミズヒキの群落が今を盛りと咲き乱れています。

カーリット南面にはイヌタデ、ムラサキツメクサ、キツネノマゴ、センニンソウ、カラスザンショウの花、カラマツソウ、ヤハズソウ、シロバナハギ、そして黄蝶が群れていました。

全体には前月と大きな変化はないようですが、秋の気配が刻々と近づいているのを感じました。

9月8日 (日) 曇り 28℃ 参加者 3名

天気予報が外れて雨は早朝のみでした。地面もこれまでの乾燥でほとんど湿っていませんでした。作業は左奥と周回路の一部の草刈りとテーブルなどの修理でした。コジュケイやミンミンゼミの鳴き声が響き渡っていました。

沢沿いにキイロスズメバチの巣があるためえさ探しのハチが登り口や作業中もまとわりつくように飛んでいました。秋の気配でしょうか、サンショウやミズキ、ヤブミョウガのみが目立つようになりました。

 

9月22日 (日) 晴れ 29℃ 参加者5名

植物調査 9月28日

中央広場の山ハギが赤とピンクのかわいらしい花をつけています。仏向の谷戸では、クサヒバリ、ツヅレサセ、オカメといったコオロギの仲間が一生懸命に鳴いています。キツネササゲの黄色い花や右側の土手にはアキカラマツの花が今を盛りと咲いていました。

元野草園跡にはサンザシが赤い実をたくさんつけています。市沢の谷戸では、中ノ沢に沿ってここだけの野草が多くシラヤマギクの白い花、ノダケの紫色の散房状の花、濃いピンクのツリフネソウ、ノハラアザミなどが咲き誇っています。

尾根を超えてカーリットの南面にはキツネノマゴは咲き終わりですがカラスノマゴが黄色の梅のような花をつけていますし、数は少なくなっていますがマルバルコウソウの小さな緋色の花も見つけました。

横浜市内には在来種2009種類、帰化植物657種類。保土ヶ谷区内では在来種900種類、帰化植物400種類と港を中心にして発展した場所だけあって帰化植物が多いようです。カーリット周辺でもその傾向が強く感じられます。

10月14日 樹木観察 参加者幼児名含めて13名

カーリットの森は常緑樹と落葉樹の混交林ですが、落葉樹はまだ葉をつけているもののドングリがかなり生長し、1部は落ち始めていました。ころっとした大きなクヌギのドングリやコナラのやや小ぶりなドングリが特に目立って落ちていました。鳥の好物の赤い実をたくさんつけたエノキや黒っぽい実をつけたムクノキなど、秋は実を観察できるシーズンでもあります。

草本の植物は夏の勢いがなくなり、中でも弱々しくなった葛の葉は虫に食べられ穴だらけになっていました。その葉を光にかざすと綺麗に透けて、その影はレースの影絵のようで生物の営みが作り出した美しい造形美となって私たちを魅了してくれます。

最後は里山広場で樹名板を取り付ける木を選定しました。

 

10月22日植物調査 曇り

台風27号の影響を受けて今週は雨天が続くという予報なので早めに実施しました。周辺の森はすっかり秋の姿に変わり、先月秋の花々を咲かせていた野草も実に変わりつつあります。今年は樹木の実が多いという印象です。

仏向の谷戸の右手奥に広がった畑の両側にシソ科のナギナタコージュが群生していました。

市沢の谷戸の奥庭にヤマトリカブトの小群落が確認できました。清香園跡地にあるサンザシの実や熟しすぎておいしくありませんでした。フェイジョアの実が20個ぐらい付いていました。あと1ヶ月ぐらいしたら熟すでしょう。

10月27日樹木観察 参加者11名

この2週間の間に気温はすっかり下がり草本の植物はかなり姿を消していました。落葉樹は葉を落とし森の様子もずいぶん変わりました。途中ドングリを拾ってペットボトルを半分に切りそこに穴を開けてポットを作り土を入れクヌギとコナラのドングリを1つずつ入れドングリ栽培ポットを作りました。家庭で栽培し来年芽を出したら森に植林します。

樹名版を樹に取り付けました。

皆さん、マテバシイ(常緑樹)のドングリは大きくてそのまあでも食べられる数少ないドングリです。炒っても良し茹でても良し。またスダジイのドングリもそのまま食べられますよ。試してみてください。

鳥の観察 11月10日及び11月24日

内容:11月10日(日)雨天の時は17日

   鳥の観察と巣箱の準備                    

  :11月24日(日)雨天の時は12月1日

   巣箱を作って取り付ける

 

時間   :9時20分から12時

集合場所 :相鉄バス「新桜が丘団地」バス停

対象   :小学生以上

参加費  :1コース 一人300円(材料費・保健代)

服装持ち物:森を歩く服装、帽子、軍手、飲み物、筆記用具、レジャーシート、あれば双眼鏡。

11月23日樹木観察 晴れ

森の景色が動から静へ変わりつつあります。野草の種や冠毛が膨らみ風に運ばれ始めました。冬に向かって常緑は緑の色を一層濃くし、クヌギやコナラは黄色から茶色へ桜やヤマコウバシは紅葉に色を添えています。身支度を始めた樹木の命を感じました。この時期に市沢の谷戸周辺でヤツデが花を咲かせています。日向の暖かい場所には少し早いようですが冬越しの準備でしょうかロゼットの姿が全域で見られました。

毎月第4土曜9時半にハンズの森に集合して森を歩いています。皆さんの参加をお待ちします。

11月24日鳥観察会 晴れ 参加者11名

ハクセキレイ・ヒヨドリ・シシュウカラ・キジバト・カラス・モズ・アオジ・ウグイス・ジョウビタキが観察されました。終わってから巣箱を取り付けました。

12月8日(土) 参加者4人

巣箱作りと枝落としをしました。巣箱は残り3つを組み立て取り付けをしました。シジュウカラ用の巣箱は全部で8つに成りました。

フクロウの生息が確認されましたが、巣作りをしている木のうろがとても低いところなので里山のほうに巣箱を設置して繁殖を手助けする必要がありそうです。

今回は人手が足りず椎茸の榾木(ほだぎ)までは出来ませんでした。

12月28日 植物観察 晴れ

すべてが休眠しているような冬の森が清々しく感じられます。そのような中でも自然の息吹がゆっくりと聞こえてきます。ロゼットの形で冬を越す二年草の西洋タンポポ、カラスノエンドウ、スイバ、マツヨイグサ、ギシギシ、チチコグサモドキ、ムラサキケマン等が森のあちこちで見られるようになりました。マンリョウ、アオキ、ヤツデが実をつけています。市沢の奥庭でハンノキが硬い花芽をつけていました。